この日は朝一番の船でバルト三国の一つ エストニアの首都タリンへ行ってきました。
エストニアは大変永らく、ソ連の支配下に置かれていましたが、1991年に独立。
最近ようやく社会主義の暗い影が薄らぎ 中世の町並みを残すバルト三国観光の玄関口として賑わいを見せ始めている街です。
タリンへはフィンランドから高速艇Linda Line Expressで1時間半で行けます。
朝8時半
徒歩でターミナルへ到着
高速艇がお待ちかねです。
この日の天気は生憎の曇り空
天候によって運休になる事が多々あるらしいので、行けるだけで幸せです。
白鳥が先導してくれてます。
船内は1,2階に分かれており、どちらへでも行き来自由です。カジノもあります。
ウエイターが一通りの乗客に注文を取りに来ますが、パリでエスプレッソを飲みすぎて胃を悪くしていたので、丁重にお断りさせていただきました。
そうこうしているうちに、船はタリン港へ到着。
タリン港から歩くこと 約15分でタリン市街地に入ります。
市街地に入るとそこはまさしく中世の時代への入り口
タイムスリップでもしたかのような錯覚を覚えました。
天候の影響もあるのでしょうが、他のヨーロッパの雰囲気とは違った空気の重たさを感じました。
昼食はオルデ・ハンザという中世の料理を出来る限り再現したというレストランに行ってきました。
店内は薄暗く 照明は蝋燭 トイレは地下にあるのですが、そこまでの通路の明かりも蝋燭で、かなり雰囲気がありました。 正直ちょっと怖いです。
ハンバーグみたいなニュアンスのものを注文したつもりでしたが、写真のようなそぼろ丼+αみたいなのが来ました。 美味しいかったかどうかは分かりませんが、楽しい食事の時間を過ごすことが出来ました。
通貨はKroon(クローン) フィンランドで換金してきましたが、ユーロも使えました。
帰りの船が3時頃だったと思います、昼食後は足早に残りの市街地を探索しました。
エストニアリネンのお店
日本のセレクトショップなどで売られているリネンブランドのお店でした。
どの生地も優しい色合いで使いやすそうでしたよ。
観光客向けのセグウエィのレンタルに興味深深の少年が印象的でした。
観光客にアーモンドを売る女性達
民族衣装に素敵な笑顔 でも靴には大きな穴が。
エストニアの現状を垣間見たような気がしました。
裕福になり 使い捨てが当たり前になった私達
穴が開いた靴は履かずとも、
もう少し もう少し
モノ一つ一つと向き合い、こだわって付き合っていければいいなと思いました。
おそらく日本からエストニアへ直で行く事はほとんどないと思いますが、
是非フィンランドへ行かれた際は、
一日余裕をみて、エストニア観光をしてみてはいかがですか。
私は今回エストニアに行けて本当に良かったです。
高速艇のデッキにて。
フィンランドに近づくにつれて晴れ間が出てきました。
帰国まで後すとこ一日 ようやく旅が終わりに近づいてきました。
※去年9月のお話です。
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